第5ポジション(神の目)



「第5ポジション(神の目)」
と言うことについてお伝えします。

ポジション(知覚位置)の基本的な事については、
下記のURLをご覧ください。

知覚位置

第5ポジションは別名「神の目」とも呼ばれます。

第4ポジションが「私たち」という
人間が経験できる集団に関する知覚位置でした。

https://felix-nlp.com/4th-pp/

第5ポジションは世界の中にある全ての集団を
同時に見ることができる知覚位置です。

そんなことができるのは神しかいません。

そこで、NLPでは「As ifフレーム」を使います。
「もしも神だったとしたら、何がどう見える?」

人間が経験できないから神なのですが、
NLPの面白いところは、もし〜ならば?
と考えることが可能性を広げることができます。

ちなみに宇宙ではなく世界と言ったのは、
世界の方が広いからです。

オーストリアの哲学者であるヴィトゲンシュタインは、
「世界は事柄の総体である」と定義しています。

今目の前に私のPCがデスクの上にあります。
PC,デスクはモノです。
モノの総体は宇宙です。

なので、宇宙はモノ最大集合です。

一方で「PCがデスクの上にある」
というのは事柄です。

「PCがデスクの下にある」ことも
あり得る事柄です。

PCとデスクは集合要素が2しかありません。

が、

PCとデスクが起こす事柄は
どれだけあるのか想像もできません。

当然、PCとデスクが起こす事柄の方が
集合要素がモノだけより遥に多いわけです。

なので、

宇宙よりも世界の方が広いのです。

そして、

第5ポジション(神の目)は、宇宙を含む
世界の外側から世界に起こるすべての事柄を
一挙に同時に見通せる知覚位置になります。

そう考えたら、面白くないですか?