オントロジカルレベル



「オントロジカルレベル」
と言うことについてお伝えします。

ニューロロジカルレベルが成立するには、
人間でも会社のような組織でも
何かが存在していることが前提です。

※ニューロロジカルレベルの基本的なことについては、
下記のURLをご参照ください

ニューロロジカルレベル

「20世紀最大の哲学者」と呼ばれる
マルティン・ハイデガーによれば
「『存在』と『存在者』は異なる」

この主張を『存在論的差異』と呼びます。

『存在者』の背後にあり、存在者を生成するのが『存在』です。

ニューロロジカルレベルの環境レベルから
アイデンティティレベルまでは人間において
一個人に相当します。

会社であればアイデンティティレベルは
一つの会社となります。

スピリチュアルレベルは個人(または一つの会社)を
越えて集団(会社が所属している業種・業態・業界)です。

またスピリチュアルレベルは、
目的のレベルでもあります。

for whom?/for what?
自分自身を含めた誰かのために
自社を含めた何かのために

そして、ニューロロジカルレベルは『存在者』です。

このように、ニューロロジカルレベルを『存在者』と
考えた時に、上述した前提として存在があることは
ハイデガーの『存在論的差異』のとおりです。

このような存在者と存在について論じることを
西洋哲学では伝統的に『存在論』と呼び、
2400年前の古代ギリシャから連綿と議論されたテーマです。

この存在論を英語では『Ontology/オントロジー』と呼びます。

オントロジーの形容詞がオントロジカル/Ontologicalになります。

存在論をニューロロジカルレベルに統合すると、

存在論的レベル(オントロジカルレベル)は、
環境レベルより下位レベルであり、
スピリチュアルレベルより上位レベルです。