存在するとは



カウンセリング、コーチング、コンサルティングなどは、まずクライアントの話を聞くことから始まります。そして必要な事をクライアントに行います。
この構造はどれでも同じです。医療やビジネス営業、教師そして政治家も同じです。

続きは編集後記で

イジメにあって自殺した女子高生の写真を掲載しない卒業アルバムが作成され、遺族が憤り感じているニュースがありました。自殺された娘さんの存在が抹消された感じがしたそうです。最終的に卒業アルバムにテープで最終ページに娘さんの写真が掲載されているページを貼り付けて卒業生全員に配布されたそうです。

これは典型的なミスコミュニケーションです。遺族に掲載するかしないかを確認する事を怠った結果です。

まず相手の話を深く(信念・価値観レベル以上で)聞きます。その上で、相手と自分とシステム全体にとって「三方よし」の選択肢や解決策を見つけます。
この時に、最初の相手の話を聞くところで情報収集が浅いと解決策も浅くなります。
私は、信念・価値観レベル、アイデンティティレベル、スピリチュアルレベル、さらにオントロジカルレベルまで聴くようにしています。
その上で解決策を一緒に考えたり、相手に気づいてもらったりします。
ではオントロジカルレベルとはなんでしょうか?

オントロジカルレベルとは、私の造語で、スピリチュアルレベルより上位レベルです。17世紀のドイツの哲学者が命名したオントロギー(存在論)が語源です。
私は、存在する事はスピリチュアルレベルよりも上位にあると考えています。なぜならばスピリチュアルレベルが「誰かのために、何かのために」なので、「誰か」や「何か」が存在していることが前提にあるからです。
なので現在ALL NLPのセミナーのニューロロジカルレベルの図はオントロジカルレベルが表記されています。

■編修後記
もしも最初の高校が自殺された娘さんの存在をご両親と一緒になって、考えていたら違った結果になったかもしれません。

以前に「エリクソンの最後の弟子」と呼ばれているスティーブン・ギリガンと食事する機会がありました。
彼と話していて、彼から目が離せなくなりました。
視線でロックオンです。まさにオントロジカルレベルでの体験です。
なぜなら、英語で彼が話していることは全く理解できませんし、通訳の方の声も意味不明でした。しかし彼の存在に魅了されました。
カウンセリング、コーチング、コンサルティング全てまずオントロジカルレベルでクライアントの話を聞きます。
言語の違いよりも重要です。

そして深く聴き、深く考えるセミナーをご用意しました
Think-Sinkセミナーです(シンクシンクセミナー)

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「あるはある、ないはない」byパルメニデス

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