右橈骨下端部骨折の20歳の息子を治療しています。
昨年末にスノーボードで、転倒した時に手のひらをついて、右の手首の少し上、橈骨という骨を折って帰宅しました。
レントゲン撮影とギブス固定が必要だと思い、近所の整形外科に行かせました。
思った通り、「骨折」だったので、整形外科でギブス固定されました。
私の方ではオステオパシーで、骨折部分の衝撃を取り除く治療をしました。
1カ月の固定後、ギブス固定が取れて、整形では「リハビリは自分でやって」と言われたので、私の接骨院で治療することにしました。
続きは編集後記で
都立高校の教諭が男子生徒を殴って、問題になっています。
生徒の口の利き方や校則を守らない事を考えれば、指導されて当然です。
ただし、現代において先生が生徒を殴る体罰は厳禁とされています。
それでも、動画で撮影されているところを見ると、仕組まれた罠に嵌められたとも見えます。もしもそうであるなら「卑怯」な感じを拭えません。(あくまでも私の憶測です)
私自身は、中学3年生の時に学校を脱走して、生活指導の先生が私の自宅まで来て、母親の前で私を殴り、私は鼻血を出しました。
それでも、その先生に対して、私は恨みも怒りも感じていません。
今でも感謝しています。その先生を尊敬しています。
生徒の自宅で、親の前で生徒の為を思って殴ることができるのは、相当の覚悟が無くてはできないと子供心に思いました。
私は、そのような関係性を「フィールドから生成されたレゾナンス(共鳴)」と呼びます。別名ラポールとも言います。
このような関係性が生成される為に必要なのは…
ステート”State”です。
NLPではステートとは、「ある特定の時間における身体と心の状態」と定義されます
ALL NLPでは、従来のラポールの概念である、「橋を架ける」という概念ではありません。
まず、存在し、存在者同士が持つそれぞれのフィールドが共鳴して、一つの新しいフィールドが生成されます。
その時には、生徒の自宅で、親の前で生徒を殴ることができるフィールドが生成されました。
殴ることを奨励しているわけではありません。
時代も価値観も35年前とは異なります。
それでも、人と人とが本気で存在したときには、想定以上のフィールドが生成されます。
■編修後記
骨折した息子を私の接骨院で治療したのは、治療に適切なフィールドの生成を目的としたからです。
オステオパシーのテクニックそのものは、自宅でもできます。
しかしながら、それだと父と子の関係性の延長線上にしかフィールドが生成されません。言い換えると治療に適切なフィールドにはならないからです。
そして、結果として、接骨院で治療したときに、折れていない骨に異常な力がかかっていたことが分かりました。
これは私にとって大きな体験でした。
治療フィールドだからこそ見つけられる問題、そして息子ではなく患者になることで、父親である私をプロフェッショナルな治療家として見ることで治療効果が最適化されることです。
またメールしますね。