初夢へのドリームワーク



本日、興味深い患者さんが来られました。
昨夜夢の中で飴玉を飲みこんで胸が苦しくなった自分を見て驚いて起きてしまった。
そして、その胸のつかえが取れなくて来院したかたです。

夢の中に出てくる自分自身は日常の意識的な自分です(ユング心理学)
「胸がつかえている感じを日常のどの場面で感じますか?」と質問しました。(フォーカシング)


ここで「夢の中で、気になるものは何ですか?」と聞いていくとゲシュタルトセラピーのドリームワークになります。


今回は、フォーカシングのプロセスを進みました。
「仕事中」と答えられたので、「仕事の何が胸のつかえになっていますか?」(フォーカシング、メタモデル)
「現在の仕事が重荷になっている」と言ったので、私は「誰に伝えたいですか?」(フォーカシング)
「社長」、そこで「社長に伝えると何がいいのですか?」(肯定的意図またはコアトランスフォーメーション)


「仕事を邪魔されない」と否定文になっていたので、「邪魔されないと良いのは分かります。そしてその良いことは人によって違いますね。Sさんにとってどんな良い事がありますか?」と尋ねるとSさんは「期日通りに仕事が終わる達成感」と言った時に、胸から喉にエネルギーが動いた感じがして、咳が出始めました。


仰向けに寝てもらって、私の右手でSさんの横隔膜をお腹から、左手で首を下から支えていると、はっきりとエネルギーや呼吸の動きが分かります。(オステオパシー)
咳が出始める直前に、「胸のつかえが喉に上がりましたね」とフィードバックしました(催眠、ペーシング)
「咳が出りきると、楽になります」(催眠的ペース&リード)


それで、咳が止まって、「胸のつかえはどうですか?」と聞くと「楽になりました」と答えてもらえました。
ここまで12分です。


ALL NLPでは、オステオパシーに代表される身体治療とユング心理学、ゲシュタルトセラピー、フォーカシング、メタモデル、催眠、ぺーす&リード、肯定的意図、コアトランスフォーメーションなどの心理的アプローチを同時に行っていきます。

そして、そのプロセスを決めるのは患者さんと私がダンスを踊るようにして決まっていきます。

もしも初夢で気になる夢を見た方は、ドリーミングセミナーで、ドリームワークを体験できます。


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