NLPの基本前提




日本のNLPを提供している会社のほとんどは、10個前後だと思います。
覚えるのにも、教えるにも適切な数だと思います。

しかしながら、

NLPユニバーシティを主催しているロバート・ディルツ氏が提唱している基本前提は

大項目で2個

中項目で17個

大項目から小項目まで通し番号にすると63個あります。

これを全部覚えるのは、あまり日常的ではありません。

ところが良く読んでみると

63個の前提は必ずNLPのスキルやテクニックに繋がっています。

言い換えると、63個の基本前提を覚えることではなく、

そこに書かれている事は

スキルやテクニックの一つ一つの質問の意図になっている

という重大な事実です。

それを知ってスキルやテクニックを使うのと

それを知らないで使うのでは結果の違いが明白です。

例えば6.2.2には

「連合のパターン(アンカー)は直線的な繰り返しではなく、
一回の試行的な経験によってつくられるかもしれない」

という前提があります。

これは二つのスキルもしくはテクニック関係しています。

一つは明示しているようにアンカリングです。

もう一つはフォビアプロセス(恐怖症の克服ワーク)です。

そして、

大項目は2個あります。

1)地図は現地ではない。 
The Map Is Not The Territory.

2)生物学的な相互関係は直線的関係ではなくてシステム的(サイバネティック)である。
Biological Interactions are Systemic (Cybernetic) as Opposed to Linear.

この二つの前提の源流は?

グレゴリー・ベイトソンです。

63個の基本前提を読むとベイトソンの息吹が脈々と流れているのを実感します

63個覚える必要は無いですが、知っている必要はあります。

特にNLPのスキルやテクニックを教えるトレーナーはもちろん、

カウンセラー、コーチなどクライアントが居てNLPを使うのであればベイトソンの思想は必要になります。

さらに医療関係者が患者さんに対して、NLPを使う時にも重要です。

実はベイトソンセミナーがすでに始まっているはずだったのですが、10月13日の台風の影響で一カ月延期しました。

ご興味があるかたは11月17日の第1回からご参加できます。

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