娘が昨年、受験に失敗して、現在浪人中です。
志望学部も薬学から社会福祉へと変えました。
その事について、話し合いました。
志望学部 を変えることに対しては、娘の人生ですから、自分のやりたいことをやってくれれば良いと思っています。
しかし、昨年の娘は予備校も途中で辞め、ダラダラとした生活をして、最後は受験する事自体諦めようとしました。
それは、私の価値観にとってNOです。
最大の努力や準備をして、結果不合格であれば、それは仕方ないと思っています。
受験はビジネスではありませんから。
しかし、準備もせず受験からも逃げることは受け入れられません。
今年は、娘に予備校の学費はアルバイトでまかない、家事をしながら勉強することを条件に一浪して大学進学を目指す事で合意しました。
薬学から社会福祉へ志望学部 を変えることは娘の価値観です。
そして、最大の努力をして準備をする事は私の価値観です。
どちらも同じテーブルの上で平等にお互いの価値観を出し合って、話し合う事が重要になります。
私が薬学に行くことを押し付ければ、私の価値観を娘に強要することになります。
一方で、大学に行って欲しいからと言って、娘の予備校代を娘の言うがまま支払うのは娘の価値観に振り回されます。
親の価値観だけで物事を決定することができるのは、子供が小さいうちだけです。
「自分や人を傷つけてはいけない」と言った基本的な信念や価値観を教えなくてはならないからです。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、コーチングは3つのレベルで関わり方を変えなくてはなりません。
その中でも、思春期を迎えた親子、基礎を学び終えた師弟関係、新人ではなくなった部下を持った上司などはラージコーチという関わり方が必要になります。
ラージコーチは、親子で言えば親の価値観と子供の価値観がずれてきた時です。
子供は自分の価値観を持ち始め、親の言うことに対して反抗、抵抗します。
まさに私と娘はラージコーチングが必要な時期に居ます。
そして、今娘は朝4時の真っ暗な時間に郵便局のアルバイトをして、帰ってきて家事をして、午後から予備校で勉強しています。
その姿を親として誇りに思います。