避けたい話の聞き方3選



私が援助職として、話しを聞くとき被援助者の方、
つまり患者さん、クライアントさん、受講生の皆さんの話しを聞くときに、避けているのは、3つあります。

1「解決策ありき」2「最後まで相手の話を聞かない」3「質問に固執する」

一ずつ詳しく説明します。

1)私の中に、「解決策ありき」できくことです。

これをやってしまうと、相手の方の世界観には入れなくなるからです。

相手の方の痛みや願望の本質的な部分が分らなくなります。

治療していると分るのですが、身体が求めている事と言葉が発している事にズレが生じていることがあります。

ご本人は「腰が痛い」と訴えても、原因、もしくは第1に治療すべきところが背中だったりすることは多々あります。

昔は、自分の診断が絶対だったので、腰ではなく背中から有無を言わさず治療しました。

しかしながら、スタッフや患者さんから不満が出て、考えを改めました。

まず腰を触ります。

治療するかどうかは別として、「痛いのはここですね」と触ります。

そうすると患者さんは、「そうそう、そこです」と言ってくれます。

それから他の所も「チェックしますね」と言うとまず嫌がる人は居ません。

そこで、「背中悪いですね」と言って「背中から治療しましょう」と言うと

まず「ハイ」です。

2)カウンセリングも同じです。

クライアントさんが「職場の人間関係で問題がある」と言って、

すぐに知覚位置の問題と判断するのは早計です。

最後まで話しを聞かないと問題の本質が分りません。

反対に、問題の本質まで聞けるとテクニックをする必要が無くなることが多いです。

最近、本当にカウンセリングをしていて、いわゆるスキルやテクニックを行う事がめっきり減りました。

3)もう一つ、逆説的に聞こえるかも知れませんが、コーチングやカウンセリングは「質問で、クライアントから答えを引き出す」という呪縛からも解放されています。

クライアントが望んでいるのは答えを自分で見つけることではなく、結果が出ることです。

それまでのプロセスにこだわっているのは、援助者側です。

なので、今はティーチングやコンサルティングを織り交ぜて、答えを提示することが増えました。

受け入れるかどうかはクライアントが選択すれば良いので、質問で答えを引き出す事に今は固執していません。

その時、その人にとって最適な選択をする事ができる柔軟性を持つことが援助者の責任だと思います。

いつものとおり「唯一無二の絶対的な正しいマップは存在しません」