ラグビーやサッカーは、日本人に向いていないと思います。
野球やバレーボールは、日本人に向いていると思いますが、ラグビー、サッカー、バスケットボールは、攻守交代が明確でない複雑性の高い球技だからです。
日本人は、型から学ぶスポーツや芸事、武道が文化的に根強いているからです。
野球、ソフトボール、バレーボール、柔道は、オリンピックで、金メダルを取っていますが、サッカーはオリンピックの銅メダルが最高で、ワールドカップでは、ベスト16が最高です。
ラグビーは、今回初めてワールドカップベスト8に入りました。
そしてサッカーは本日(2019年10月16日)オリンピック代表がブラジルでブラジル代表に勝つという快挙を成し遂げています。
競技人口の多少が大きく影響するのでしょうが、なぜ競技人口の多少が生まれるのか?
それが国民性だと思います。
複雑性の高いゲームよりも、攻守の明確あるいは単純なゲームを好みます。
それでも、サッカーもラグビーも昭和よりも圧倒的に強くなっています。
それは、外国人選手や指導者を招聘した事から、サッカーやラグビーの脱日本文化が成功したからです。
そして、遅れているのは、政治、経済、教育、ビジネスの分野であるのが明らかです。
福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた責任をとり、関西電力の原発担当の役員らが退任すると発表したり、神戸製鋼所はアルミ・銅製品のデータ改ざん問題で、社内調査後も管理職らが改ざんを隠蔽していたと発表して、ものづくり日本の品格を失墜させたのは、記憶に新しいところです。
談合、根回し、固着した慣習など負の側面が明確ですが、正の側面もあります。
対立をさけて、調和的にものごとを進めることができます。
しかし、それは日本国内で単一文化で進められた時代、つまり昭和のバブルまでで、平成になってバブルが崩壊した後、VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の世界に投げ出された日本は政治、経済、ビジネス、教育は「ジャパンアズNO.1」と呼ばれることは無くなりました。
これからVUCAに対応できるコミュニケーションスタイルを身につけないと世界で遅れていく一方です。
それは教育から始めていく必要があります。
そのためのモデルを今回のラグビー日本代表とサッカーオリンピック代表は示してくれています。
日本人は元々、外国から文化を吸収してアレンジすることが得意な民族なのですから。