なぜALL NLPを広めたいのか?



私のクライアントにはNLP受講者やカウンセラーが多く来られます。
多くの私のクライアントさんと接する中で
上手く行く人と上手く行かない人の差は
何なのかと考えてみました。

そこで「1つ」分かったことがあります。

それは、「NLP病」に、もしくは「心理療法病」にあるということです。

「NLP病」「心理療法病」とは、「NLP、心理療法ではこう考える」と
いう枠が固まって、
パターン化した思考フィルターで世界を見ているという私の造語です。

上手く行かない人は「NLP病」を基準に考えます。

しかし、

上手く行く人は「現実」を基準に考えています。

これは質問をすれば、すぐに分かります。

上手く行かない人は、とにかく「NLP病」でしか
見ていないので、ご自身のクライアント(子供、部下、生徒、患者)の現実
を把握できていません。

しかし、上手く行く人は、ご自身のクライアント(子供、部下、生徒、患者)について
質問すると細かい部分までリサーチしている
ことが分かります。

そして、上手く行かない人は、相手を変えたいという
思いが、至るところに見え隠れします。

例えば、「ビリーフチェンジ(信念の書き換え)テクニック」

あなたも生活しているとわかると思いますが、
「私が上手くやれば、クライアント(子供、部下、生徒、患者)は変わる」といった
ようなものです。

少しイメージしてください。

信念を変えたいとあなたのクライアント(子供、部下、生徒、患者)が思って

「私は信念を変えたい!」

と言ってていたら、コーチ(親、上司、先生、医師)のあなたはどう思いますか?

クライアント(子供、部下、生徒、患者)が
「ラッキー!ビリーフチェンジしてくれるの?」

と思う人は、元々ビリーフチェンジで
行動の変化を望んでいる人です。

では、本質的にはクライアントの中で何が思われているのか?

不要な部分をそぎ落とすと分かりますが、、

「私は変化せずに状況が良くなって欲しい」と

言っているのと同じことです。

もし、このようなあなたのクライアントにテクニックだけを使った
ところで、素直に変化してくれるでしょうか?

おそらく行動が変わらないはずです。

では、なぜこのような思考になってしまうのか?

それは、あなた自身が「テクニックを行えば相手が変わる」と考えているからです。

上手く行かない人は、テクニックを行えば変わると
考えてしまうのですが、

ただ、信念を変えたいと言っても
行動が変わらないのがクライアントです。

これは、100円ショップを見れば分かります。

同じ100円の商品でも売れるものと
売れないものが、当然あります。

しかし、

売れない人は、安くすれば売れると
勘違いしてしまうのです。

そして、

このテクニックに対し違和感がないとしたら
「ビリーフチェンジしても行動は変わらない症候群」
にハマっているかもしれません。

ですので、

言葉に惑わされず本質を見て
メッセージを発信してください。

とにかく上手く行っている人はスキルが高い
わけでもセンスがあるわけではありません。

そして、

努力を人一倍しているわけでもないのです。

単に「クライアントの現実」を細かく把握して
いるだけなのです。

もし、あなたが「自分のクライアントが変わらない」と
悩んでいるのであれば、きちんとクライアントの
現実を知ってください。

想像でテクニックをやって行動が変わる奇跡などありません。

クライアントに聞けば、一瞬で分かります。

何日もぐちぐち悩んでいる時間ほど
無駄なものはありません。

そして、

ゴールのない道を無理に進んでも
辿り着けることはありません。

これは、努力とは無関係です。

まずは、クライアントの現実というゴールを
把握した上で、どの経路で進むかを考えて
ください。

基本的に、人の能力に差など本来ありません。

あるとすれば、

努力の方向がずれているだけです。