私が初めて、哲学について興味を持ったのは、22歳の時で、それもカイロプラクティックのセミナーの時でした。
カイロプラクティックでは、哲学、科学、芸術という三位一体論という考え方があります。
哲学とは何故治療するのか?科学はどうやって、治療するところを診断するのか?芸術は何を治療するのか?
ただ、カイロプラクティックでは、哲学、哲学と連呼するだけで、哲学そのものは教えてもらえませんでした。
そのうち月日が経ち、本当に哲学とはなんだろうという思いが強くなって、治療する上で哲学が何であるか本気で知らなくてはならないと思うようになりました。
そのうち、心理療法を学び始めると、心理療法の多くは西洋哲学に裏打ちされている事がわかり、これは本気で学ぼうと思い、西洋哲学の本を買い漁りました。
しかし、読んでもさっぱり意味が分りません。
まだ英語で書いてあるロバート・ディルツの原書の方が読みやすいくらいでした。
そして、これは一人で勉強しても駄目だという結論に至り、朝日カルチャーに哲学を学びに行きました。
そこでたくさんの大学教授から哲学を学び、やっと一人で哲学書を読めるようになりました。
そうすると、哲学がとても面白くなり、さらに勉強するという好循環が起こり、NLPのトレーニングにも還元されるようにもなりました。
何か気になるキーワード28年前の「哲学」というキーワードは、今の私に大きな影響を与えています。身体治療にせよ、NLPにせよ、哲学無しでは成立しません。
そういうキーワードを持ち続け、今なおそのキーワードに情熱を注げることは幸せと感じています。
そういう人生を生きたくて今の仕事を選んだような気もします。
一生勉強できる仕事を。